はじめに
東京科学大学では旧東工大の頃からChemDraw/ChemOfficeのサイトライセンス契約を結んで学内に広く提供していました。これを引き継いで東京科学大学でもChemDrawのサイトライセンスを契約しております。
統合と重なるタイミングでChemDrawのライセンス形態が大きく変更され、CambridgeSoft, PerkinElmer時代のライセンス提供ページにユーザ自身が登録して利用する形から、大学ごとに用意されたテナントに管理者がユーザを登録する形になり、Signals Notebook(電子ノート)やChemOffice+(クラウド版)と同様にテナント上から利用するようになりました。
管理者による手動での管理となったため、当面の間は研究室などに所属しない学生からの個別の申請は受け付けません。将来的にScience Tokyo IDとの連携が可能になれば個別の申請も受けられるようになる可能性があります。
お知らせ
2025-04-28 授業用のChemDraw利用申請の受付を開始しました。これに伴い。利用料負担の計算が変更されます。
2025-04-18 変更申請の受付を開始しました。
2025-04-15 医歯学系からの申請受付をできるようにBoxを用意しました。
2025-04-01 ページ公開
利用について
利用できる方
- 研究室に所属する東京科学大学の教職員および学生、研究員
研究室単位での利用となります。利用者からの個別の申請は受け付けません。
授業で利用するための学生のChemDraw申請はこちらです。
利用できる機能
- Signals ChemDraw(デスクトップ版)
- ChemDraw+(クラウド版)
- Signals Notebook(電子ノートブック)
Signals ChemDraw以外の機能については変更となることがあります。また名称は変更される可能性があります。
利用料金
利用している研究室/研究ユニットで利用登録する教員が5毎に1単位として、契約金額から授業利用分を差し引いた金額を頭割りした負担金を学院等の部局ごとに取りまとめて請求いたします。学生や研究生の数は考慮しません。
例えば、契約金額が500万円、理学院でA研究室で1名、B研究室で5名、C研究室で6名の利用があり、全学で100単位の利用があるとすると、1単位当たりの負担額は5万円、理学院では4単位の利用となるので、理学院には20万円の利用料請求が生じます。
例えば、契約金額が500万円、授業での利用が理学院で100名、工学院で100名、研究室での利用は理学院でA研究室で1名、B研究室で5名、C研究室で6名の4単位の利用があり、全学で100単位の利用があるとすると、授業利用の5,000,000*200/1,500*0.3=200,000円を引き、4,800,000円を100で割った1単位当たりの負担額は48,000円、理学院では4単位で192,000円に授業用で100,000円を合計して292,000円の利用料請求が生じます。
各種申請
アカウント申請
申請書Excelファイル(Box)をダウンロードして、研究室の教員が責任者として必要事項を記入した上でBoxファイルリクエスト(理工学系向け) (医歯学系向け)からアップロードしてください。提出時にはファイル名を"Signals利用申請_学院センター等_研究室_年月日"のような形としてください。(例. Signals利用申請_情報基盤センター_渡邊研究室_20250401.xlsx)
メールアドレスはScience Tokyo認証システムへの移行が進んだのちに、@m.isct.ac.jp のみ登録可能なように変更されます。可能な限り @m.isct.ac.jp のメールアドレスを記入してください。(既存アカウントが @m.titech.ac.jp の場合は申請時に変更せず、別途変更申請を行ってください。)
ダウンロード、提出のどちらも東京科学大学アカウントでのBoxログインが必要です。責任者本人からの提出により本人確認と正式な申請として受け付けます。本人以外からの代理の提出は認められません。
記入要領
- 申請書には登録済みのユーザの情報も記入してください。既に登録済みのユーザについては登録済み列に"1"を記入してください。この列が空の利用者を新規登録として扱います。前回申請内容が不明な場合にはお問い合わせください。
- 申請の際の利用責任者は研究室の教員であればどなたでも構いませんが、前回申請と異なる教員から申請された場合には利用料金が2単位として計算される可能性があります。責任者となる教員を変更したい場合はお問い合わせください。
アカウント登録手続きが完了したら責任者に通知いたします。ユーザにはRevvityのシステムから個別にメールが届きます。以降は利用方法をご確認ください。
ユーザアカウントの削除
毎年4月中に申請がなかったユーザアカウントはアプリ利用権を剥奪され、一定期間ののちに削除(Deactivate)されます。削除されたアカウントのデータにはアクセスできなくなります。学生アカウントで作成されたSignals NotebookのExperimentなどは個人のアカウントではなくNotebookに紐づけられているので、作成したアカウントが削除されてもデータは削除されません。
卒業や離職などで明示的にアカウントを削除したい場合には削除申請書に記入して提出してください。
2025年4月以降に準備が整い次第公開予定です。
変更申請
ユーザの登録情報をユーザ自身が変更することはできません。変更の必要がある場合には変更申請を提出してください。
- アカウント申請と同様の手続きで、最新の提出済みの利用申請書に対して変更部分を赤字で記入してください。この時点で提出済みの利用申請書の利用者は登録済みになっているはずですので、全て登録済みには1を記入してください。
最新の申請書が不明な場合は問い合わせてください。最新の状態の申請書をお送りします。 - 変更申請時には新規のユーザ追加は行わないでください。
- 提出時にはファイル名を"Signals変更申請_学院センター等_研究室_年月日"のような形としてアカウント申請時と同様にBoxに提出してください。(例. Signals変更申請_情報基盤センター_渡邊研究室_20250501.xlsx)
- 変更が完了したら利用責任者にその旨をお知らせいたします。
教職員の異動に伴うデータの引継ぎ
Signals Notebook Standard EditionのNotebookやデータ管理は教職員のアカウントに紐づいています。教職員が異動や退職する場合、アカウントの削除前に移譲の手続きをすることで、データの管理者を変更することが可能です。
後日手順を公開予定です。
利用方法
まだアカウントが発行されていない場合は、アカウント申請にしたがって申請を行ってください。
アカウントが発行されると、ユーザには個別に"Signals Research Suite Set Up Password"の件名でメールが届きますので、メール本文にしたがってパスワードを設定してください。
パスワードを設定すると"Welcome to Signals"の件名でメールが届きます。
アカウントを受け取った後、東京科学大学のテナント(https://isct.signalsresearch.revvitycloud.jp/portal/)にログインしてください。
Signals テナントへのログイン
東京科学大学のテナント(https://isct.signalsresearch.revvitycloud.jp/portal/) にアクセスしてください。
各種アプリの利用
ログイン後のHome画面のAppsから利用したいアプリを選択してください。
Signals Notebookの利用
AppsのSignalsをクリックしてください。Signals Notebookに遷移します。
教職員にはSignals Notebook作成権限が付与されています。学生等には付与されておりません。Signals Notebookの利用のためには、教職員はNotebookを作成して、学生に共有してください。学生は教職員に対して、Notebookを作成して共有するように依頼してください。
教員が作成したNotebookを共有することで、実験データの作成などが可能になります。
利用時の注意
- Notebook名やExperiment名はテナント全体で重複した名称を付けられません。001といった適当な命名をすると名前の奪い合いのような状況が生じてしまいます。20250401_研究タイトル_○○Lab_教員名のような形で日付や研究タイトル、研究室名、作成者名などを入れて検索しやすく長くなりすぎないように、かつ他と被らないような命名を心がけてください。
- Experimentは自動発番となり、Notebook名_001のような名前で自動的に連番で作成されます。
ChemDrawのインストール
HomeのInstallersををクリックしてください。ポップアップからインストーラのダウンロードが可能です。ダウンロードしたインストーラを実行してChemDrawをインストールしてください。
Chem3D、ChemFinder、Chemscriptのインストーラもこちらにあります。
詳細はマニュアルを参照してください。(学内のBoxアカウントが必要です)
インストール起動時にアクティベーションを求められたら、そのままSignalsのisctテナントを選んでSignalsアカウントでログインすることでアクティベーションが完了します。
ChemDraw+の利用
AppsのChemDraw+をクリックしてブラウザからご利用ください。
マニュアル
上記インストール手順にあるマニュアルまたは代理店のサポートページ掲載のマニュアルを参照してください。
「Signals ChemDraw を購入した場合」の一般ユーザ向け情報の項目になります。
また、Signalsテナントにログイン後、HomeのHelpにあるHelp CenterやSupportからベンダー提供のヘルプやFAQを参照可能です。
サポート
アカウント登録などに関するお問い合わせはSlackのサポートチャンネルまでお願いします。
#contact-chemdraw-情報基盤課
Q&A
Q. メニューにChemDraw Desktop、Signals Notebookなどがありません。
A. Appsの権限付与に漏れがある可能性がありますので、お問い合わせください。