HPCIで整備されたアプリケーション

HPCIシステムへの国プロソフト利用環境整備プロジェクトにより整備されたアプリ一覧 (2024-12-25 公開) 

これらのソフトウェアは、RISTがHPCIユーザの利便性の向上等のためにアプリソフト利用環境整備を業務として行ったものです。これらのアプリソフトはHPCIユーザ以外の方もご利用いただけますが、TSUBAME4.0のサポート窓口ではサポート対応はできません。HPCIユーザはHPCIヘルプデスクへお問い合わせください。一方で、HPCI以外のユーザについては各アプリのコミュニティへ直接お問い合わせください。

2024年10月よりABINIT-MPの利用が可能になっております。その他に2024年度中に公開予定のアプリケーション一覧も掲載しました。

 

表1. 現在TSUBAME4.0にて利用可能なアプリケーション

名前バージョン
(太字 デフォルト)
概要公式サイト・
利用詳細ページ
ABINIT-MPOpen Ver.1 Rev.22フラグメント分子軌道法(FMO法)を実装した大規模並列量子化学計算ソフトウェア公式サイト
利用方法/問合せ先(HPCI)

 

表2. 2024年度中にTSUBAME4.0にて利用可能になる予定のアプリケーション

名前バージョン
(太字 デフォルト)
概要以前の公式サイト・利用詳細ページ
GENESIS2.1.4 (CPU)
2.14 (GPU)
生体分子シミュレーション用のオープンソースの分子動力学アプリケーション。全原子計算のみならず粗視化モデル計算も可能。レプリカ交換法などの拡張アンサンブル計算にも対応。公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
MODYLAS1.1.0高並列汎用分子動力学シミュレーションソフト公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
SALMON2.2.1 (CPU)
2.2.1 (GPU)
時間依存密度汎関数理論に基づく実時間・実空間グリッド法を用いた、光励起電子ダイナミクスシミュレータ公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
Phonopy2.27.0第一原理計算ソフトウェアの計算結果から固体のフォノンに関連する物理量を計算するソフトウェア公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
ALAMODE1.5.0格子振動の非調和性を露わに考慮した原子間ポテンシャルを構築するプログラムパッケージ公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
AkaiKKRCpa2021v02(CPU)
Cpa2021v02(GPU)
AkaiKKRは密度汎関数法の局所密度近似(LDA)あるいは一般化勾配近似(GGA)に基づく第一原理電子状態計算のためのプログラムパッケージ公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
NTChem2024.01量子化学計算アプリケーション。既存アプリケーションの機能をカバーしつつ、他のプログラムでは利用できない多くの量子化学計算手法を実装。公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
OpenMX3.9.9原子局在基底と擬ポテンシャルを用いた第一原理計算プログラム。公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
PHASE/02024.01密度汎関数理論に則った平面波基底・擬ポテンシャル法電子状態計算プログラム公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
FrontISTR5.6オープンソースの大規模並列FEM非線形構造解析プログラム公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
3.5.2並列計算機に対応した数値厳密対角化法による有効模型ソルバーパッケージ。公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
SMASH3.0.2オープンソースの大規模並列量子化学計算ソフトウェア。ナノサイズ分子のエネルギー及び最適化構造を、分割せずにまるごと計算することが可能。公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
mVMC1.3.0広汎な多体量子系の有効模型の基底状態の高精度な波動関数を変分モンテカルロ法によって数値的に求める有効模型ソルバーパッケージ公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
FFB (FrontFlow/blue)8.1乱流変動などの非定常現象の高精度予測が可能な Large Eddy Simulation (LES) に基づいた乱流燃焼解析ソフトウェア公式サイト利用方法/問合せ先(HPCI)
FFX (FrontFlow/X)3.01格子ボルツマン法による流体解析ソフトウェア利用方法/問合せ先(HPCI)
FFVHC-ACE0.1圧縮性LES流体解析ソフトウェア利用方法/問合せ先(HPCI)