2025-04-04
本日、2025年度のTSUBAME運用を開始しました。主な変更点は以下の通りです。
- 学内アカウントを継続利用するには手続きが必要です
- システムソフトウェアのバージョンおよびアプリのデフォルトバージョンが変わりました
- アプリケーションの価格が変更になりました
- ローカルストレージの構成が変更になりました
- 2025年度の競争的資金や共同研究契約に基づいた研究による利用の申請の受付を開始しました
1. 学内アカウントを継続利用するには手続きが必要です
TSUBAME4では各年度が始まるタイミングで学内利用者のTSUBAMEアカウントは「一時利用停止」状態となり、アカウント継続利用の手続きによって在籍確認が完了するまではTSUBAMEへのログインができなくなります。利用を再開したい場合、理工学系の利用者は理工学系ポータル経由でTSUBAMEポータルにログインして画面に従って継続利用申請を行ってください。医歯学系の利用者はメール案内を送付しますのでお待ちください。
手続きは利用の手引きのアカウント継続利用申請をご覧ください。
2.システムソフトウェアのバージョンおよびアプリのデフォルトバージョンが変わりました
システムソフトウエア
メンテナンス前 | メンテナンス後 | |
---|---|---|
OS | RHEL 9.3 | RHEL 9.4 |
kernel | 5.14.0-362.18.1.el9_3.x86_64 | 5.14.0-427.42.1.el9_4.x86_64 |
OFED | 23.10-1.1.9.0 | 24.10-1.1.4.0 |
Lustre client | 2.15.4-1 | 2.15.5.4(Cray 2.15.B19) |
GPU Driver | 550.127.05 | 570.124.06 |
アプリケーションの変更リスト(デフォルトバージョン)
開発環境・ライブラリ
アプリケーション名 | module名 | メンテナンス前 | メンテナンス後 |
---|---|---|---|
Intel oneAPI | intel | 2024.0.2 | 2025.0.0 |
NVIDIA HPC SDK | nvhpc | 24.1 | 25.1_cuda12.6 |
Open MPI | openmpi | 5.0.2-gcc | 5.0.7-gcc |
商用アプリケーション
アプリケーション名 | module名 | メンテナンス前 | メンテナンス後 |
---|---|---|---|
ANSYS | ansys | R24.1 | R25.1 |
Abaqus | abaqus | 2024 | 2025 |
AMBER | abaqus | 24up01_ambertools24up02 | 24up03_ambertools24up10 |
COMSOL Multiphysics | comsol | 6.2_u2 | 6.3 |
Mathematica | mathematica | 14.0 | 14.2 |
MATLAB | matlab | R2024a | R2024b |
Schrödinger Small-Molecule Drug Discovery Suite | schrodinger | 2024-1 | 2025-1 |
Materials Studio | 2024 | 2025 | |
Discovery Studio | 2024 | 2025 |
※ VASP バージョン6 利用時のモジュール名が VASP から VASP6 に変更になりました。
フリーソフトウェア
アプリケーション名 | module名 | メンテナンス前 | メンテナンス後 |
---|---|---|---|
GROMACS | gromacs/2024 | 2024 | 2025.1 |
NAMD | namd/3.0b6 | 3.0b6 | 3.0.1 |
CUDA | cuda/12.3.2 | 12.3.2 | 12.8.0 |
CuDNN | cudnn/9.0.0 | 9.0.0 | 9.8.0 |
NCCL | nccl/2.20.5 | 2.20.5 | 2.26.2 |
ffmpeg | ffmpeg/6.1.1 | 6.1.1 | 7.1.1 |
ninja | ninja/1.11.1 | 1.11.1 | 1.12.2 |
3.アプリケーションの価格が変更になりました
2025年度分のアプリケーション課金額は次のお知らせをご覧ください。
2025-03-10 アプリケーション課金額の改訂のお知らせ(2025年度分)
4.ローカルストレージの構成が変更になりました
/tmp が溢れることによるトラブル防止のため、/tmp の容量を増量しました。
ただし、 /tmp はノード内の全ジョブで共有しており、ジョブ終了時に自動削除が行われない領域のため、可能な限りローカルスクラッチ領域を使用してください。
2025年度より、ローカルスクラッチ領域は環境変数 $T4TMPDIR でも参照できるようになりました。
本変更に伴い、各ジョブに割り当てられるローカルスクラッチ領域のサイズが減少しています。
また、いままでGB(10の9乗)表記で案内していたものを、クオータ関連コマンドと同様のGiB(2の30乗)表記での案内に改めます。
/tmpの容量
資源タイプ | 2024年度 | 2025年度 |
---|---|---|
(全て) | 3.8GB | 約91GiB |
ローカルスクラッチ領域の容量
資源タイプ | 2024年度 | 2025年度 |
---|---|---|
node_f | 1760GiB (1920GB) | 1660GiB |
node_h | 880GiB (960GB) | 830GiB |
node_q | 440GiB (480GB) | 415GiB |
node_o | 220GiB (240GB) | 200GiB |
gpu_1 | 220GiB (240GB) | 200GiB |
gpu_h | 110GiB (120GB) | 100GiB |
cpu_160 | 880GiB (960GB) | 830GiB |
cpu_80 | 440GiB (480GB) | 415GiB |
cpu_40 | 220GiB (240GB) | 200GiB |
cpu_16 | 88GiB (96GB) | 83GiB |
cpu_8 | 44GiB (48GB) | 40GiB |
cpu_4 | 22GiB (24GB) | 20GiB |
5. 2025年度の競争的資金や共同研究契約に基づいた研究による利用の申請の受付を開始しました
申請手続きの詳細はこちらをご覧ください。継続して利用する場合も年度毎に申請が必要です。