2025-02-25
現在、情報基盤センター(以下、CII)で契約し学内に配布しているChemOffice/ChemDrawの契約ですが、ベンダーの運用方針の変更により、2025年度からアプリの提供方法が大きく変わります。これまでは大学専用の登録サイトに、許可されたドメインのメールアドレスを用い利用申請をすることで、自動的に承認されてアプリを利用開始できましたが、2025年度よりこの仕組みが無くなります。
新しい契約では、Signals ChemDrawとして新たに大学ごとのテナントというものが用意され、テナントの管理者(CIIスタッフ)が手作業で利用者の情報を入力して登録および削除する形に変更されます。これに伴い、学内への配布方法も大きく変更する必要が生じました。
変更点は以下になります。1および3については利用者への影響が大きい部分です。
- 現在のChemOfficeの契約に基づき配布しているChemDraw製品は2025年3月末でサービスおよびサポート終了となります。利用申請、ダウンロード、アクティベーションなどができなくなります。アクティベーション済みのものについては猶予期間が設けられ、契約終了から6か月後の2025年9月末まで利用できるそうです。
- 新しい契約では研究室単位で利用者を取りまとめてCIIに申請していただく形になります。CIIのテナント管理者が登録を行います。年度ごとに申請のなかった利用者は削除されます。利用者はテナントからソフトウェアをダウンロードして、登録されたアカウントでアクティベーションを行います。
- 研究室に所属しない学部学生については利用できなくなります。CIIには情報がないため、利用者一人ずつからの申請に対して在籍に基づく利用者管理ができないためです。
こちらについては、利用者の取りまとめや管理を代行する組織等(授業での利用であれば授業担当教員でも)があれば、今後そちらから一括で申請を受け付ける可能性はあります。 - Signals ChemDrawには自動的にChemDraw+(クラウド版)、Signals Notebook Standard Editionの利用権が付与されます。
2025年度の提供方法については情報が集まり次第、別途お知らせいたします。
Q&A
お問い合わせに対する回答を掲載しております。
Q. 医歯学系の利用者もChemDraw、Signals Notebook Standard Editionを利用できますか。
A. はい、利用できるようになります。東京科学大学として理工学系、医歯学系の統合されたテナントで利用していただくことになります。
Q. ChemDrawを起動すると、2025/03/31でExpireすると表示されます。
A. ChemDraw v23をインストール、アクティベーションしている場合に限り、2025/08/24まで有効期限が延長されていることを確認しております。もし3/31までとなっている場合には、v23をインストールしてアクティベーションしてください。