2024-12-24
最近、Gaussian利用時に
「メモリ不足のエラーが表示された」「No space left on deviceエラーが発生した」「ファイルの書き込みが止まってしまった」
というお問い合わせを複数いただいています。
本エラーですが、環境変数 GAUSS_SCRDIR の指定に問題があり、Gaussianのスクラッチディレクトリ容量が枯渇してしまったことが原因と考えられます。
特に、TSUBAME3や、TSUBAME4の初期の利用手引きに記載されていた
export GAUSS_SCRDIR=$TMPDIR
の指定が残ってしまっている場合、本問題が発生する可能性が非常に高くなります。
現在はTSUBAME4.0で提供している Gaussianモジュール にて自動的に GAUSS_SCRDIR の設定が行われるため、
Gaussianを利用されている方は、export GAUSS_SCRDIR=$TMPDIR の指定が残っていないか実行スクリプトをご確認ください。
指定が残っている場合は削除してください。
上記の指定を削除し、デフォルト設定のローカルスクラッチ領域を利用してもスクラッチディレクトリ容量の枯渇が生じる場合には、Gaussian利用の手引きを参照して、スクラッチディレクトリにグループディスクを指定してください。