1. はじめに¶
本書は、ABAQUS/CAEをTSUBAME4.0で利用する方法について説明しています。 また、TSUBAME4.0を利用するにあたっては、TSUBAME4.0利用の手引きもご覧下さい。 利用環境や注意事項などが詳細に記述されております。
Info
ABAQUS/CAEは有償アプリケーションのため、学内利用者のみ使用可能です。
ABAQUS/CAEの利用には別途アプリケーション利用料が必要になります。
詳細は利用料の概略のアプリケーション (TSUBAME4.0で一部有償化)をご覧下さい。
商用アプリケーションの学内利用に際し、ライセンスの利用制限を設けております。ライセンスを占有しないようご協力ください。
ライセンスの占有・長時間利用を確認した場合、予告なくライセンス利用を停止することがあります。
詳細についてはライセンスの制限内のライセンス数の制限についてをご参照ください。
1.1. 利用できるバージョン¶
TSUBAME4.0で利用可能な最新バージョンについてはTSUBAME計算サービスWebサイトの サポートされているアプリケーション ページをご確認下さい。 研究に支障がない限り、バグ修正の入っている最新版をご利用下さい。
1.2. 概要¶
ABAQUS/CAEは、ABAQUSの入力データ作成、結果表示、結果処理を行うプログラムです。 なお、以前ABAQUS/Viewer と呼ばれていた製品は ABAQUS/CAEの機能の一部になっています。
主な機能を以下に示します。
-
プリ処理(ABAQUS入力データの作成)
- ジオメトリ: 形状モデルを作成する。また、CADデータをインポートすることもできる
- アセンブリ: モデルの集合(形状、拘束など)を作成する。
- 解析: 線形解析、非線形解析などの解析手法を選択する。
- 拘束と相互作用: 接触、荷重条件、境界条件、接続方法(スポット、ボルトなど)を設定する。
- メッシュ: シェル要素、ソリッド要素などの作成、編集をする。
-
ポスト処理(ABAQUS計算結果の表示・データ処理など)
- モデルのプロット: 変形前、変形後あるいはその両方のモデルを表示する。
- 等高線のプロット: カラーの領域あるいは線によって、モデルの表面上に解析変数の値を表示する。
- ベクトルのプロット: 材料の方向性あるいは変数を、節点からのベクトルとして表示する。
- X-Yプロット: 解析結果あるいはユーザが定義した変数を、X-Yグラフに表示する機能。通常のX-Yグラフ作成プログラム
- モデルと結果のプリント: モデルと計算結果の画面上のイメージをファイルヘ出力する。
- アニメーション: 一連のプロッター情報をアニメーションとして表示する。
1.3. マニュアル¶
マニュアルは下記よりアクセス可能です。
https://help.3ds.com/
製品アカウントをお持ちでない場合は、3DEXPERIENCE ID を作成することにより、どなたでもご覧いただけます。
アカウント作成は無料で、ライセンス契約の有無は関係ありません。
上記リンクからジャンプした先で「3DEXPERIENCE ID を作成」をクリックし、必要事項を入力してアカウントを作成します。
アカウント作成後ログインし、下記画面からバージョンと言語を選択します。
その後製品名のリンクをクリックすると、下記のようなオンラインドキュメントを参照できます。